[0233] 染井神社(そめいじんじゃ)
正面写真・地図
神社情報
神社№ 0233
神社名 染井神社(そめいじんじゃ)
神社別名 
参拝日 2014/12/23
再訪日  
社格  村社
その他社格 
ご祭神熊野三柱大神、豊玉姫命、彦火々出見尊、息長足姫命、玉依姫命
由緒等
染井神話

ここの井戸の名を、染井の神水といい、糸島の古代が語られています。

「日本書紀」は仲哀天皇の皇后を神功皇后(息長足姫尊)といいます。九州地方に、クマソ一族が強い勢力を持っていたという時代。大和朝廷の威力を広げるため、奈良を出発した天皇の軍隊は、クマソとの戦いで仲哀天皇が、敵の矢にあたり陣中で亡くなられます。クマソの勢力が強いのは、新羅(朝鮮半島東南部)の後押しがあるからだと判断され、玄界灘を渡り新羅へ軍を進めようとされました。皇后の軍が、怡土の山麓に本陣を置いて、滞在されたときは、大和の国を出て、すでに二年余りが過ぎていました。仲哀天皇は亡くなられ、将兵は悲しみと、戦いの旅に疲れ果てて、故郷恋しさの思いが、全軍の心を重たく包んでいたのです。皇后は、みずからも男装し、悲しみをのりこえる勇気をふるい立たせるため、将兵たちに一つの奇蹟を祈ろうと思われました。ある朝、皇后は将兵をつれて近くの泉に行かれ、一つの白生地のヨロイを手に高くさし上げて見せられました。このヨロイは、九州の朝倉の戦いで亡くなられた夫、仲哀天皇のまだ使われていないヨロイの一つです。「皆の者、われらは天皇の意思を継ぎ、今遠く海を渡り、新羅の国へ進もうとしている。昨夜、不思議な神霊のお告げが私に現れた。もし、この泉でヨロイが赤く染まることがあれば、この戦いは必勝である。万一染まらないならば望みなし。早々に軍を引き返したがよいとのお告げ。みなの者、心を静めて見つめるがよい。」ヨロイは全軍が見守る中、静かに泉の中に沈められます。一刻、二刻の後、再びゆっくりと引き上げられたヨロイに、奇蹟がおこりました。真清水の泉から現れた白生地のヨロイは、色も鮮やかな真紅色に染まってキラキラと、したたり輝いているではありませんか。「勝ちいくさだ。」皇后も将兵も吾を忘れて朝空に叫びました。うち沈んでいた全軍の士気が、ふるい立ったのは、もちろんです。ヨロイは、やがて近くの松の枝にかけて干されました。この松は古来より「ヨロイ掛けの松」と称し、見事な枝ぶりの巨樹となり、近くの染井神社の境内に生存したことを「筑前国続風土記」に貝原益軒が書いています。
近年になり、この松は枯死し、その幹株が染井神社に保存されています。この後。皇后の軍は西(二丈町)へ向かって出発し、深江の子負が原海岸で必勝と海路安全と安産を祈り、二つの玉石を懐中にして船出されます。軍が日本へ帰還の後、皇后が御出産されたのが応神天皇と神話は伝えます。安産祈願に懐中された石を祀ったのが、鎮懐石八幡宮です。軍が深江へ向かう途路「飯原」で駐屯された時、雉の鳴く声が琴の音のようにひびいたという吉兆の場所に雉琴神社が現存しています。神功皇后に関する伝説神話は、瀬戸内海から北部九州沿岸のいたる所に、鞍かけ石、馬つなぎ石、櫛置き石、船出浜など数多くの遺跡が点在します。染井神社は、神話を秘めた古式の雰囲気を今も山中にただよわせる社です。福岡藩六代藩主、黒田継高はこの地に遊び神水を汲み、歌を献じています。

濁りなく音をうつす鏡とは けふぞ初て三染井の水

前原市
ご朱印 
鎮座地区糸島市
郵便番号819-1564
所在地糸島市大門672
地図座標33.551825,130.250344
公式HP 
福岡県神社誌
【社名】 染井神社 [A00-0641]
【所在地】 糸島郡怡土村大字大門字谷川
【祭神】 熊野三柱大神、豊玉姫命、彦火火出見尊、息長足姫命、玉依姫命
【由緒】 神功皇后三韓出征の時奇瑞あり井水に白糸鎧を涵し玉ひけるに忽為緋威成其井を染井と号す、当昔昌蕃の地成然而永正覃天正年九州争乱社殿堂舎兵燹に罹り供田豊臣秀吉没収す、其後旧藩主黒田家より殿社禄等寄附。
明治五年十一月三日村社に定めらる。
【例祭日】 十月十八日
【主なる建造物】 神殿、幣殿、拝殿
【主なる宝物】 染井山霊鷲寺古図
【境内坪数】 三百六十坪
【氏子区域及戸数】 大字大門部落、二十戸
糸島郡誌
【社名】 染井神社 [N01-0106]
【所在地】 糸島郡怡土村
【由緒】 大字大門の内染井字谷川にあり。祭神熊野三柱大神、彦火火出見命、豊玉姫命、息長足姫命。祭日旧九月十八日。
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公開日2014/12/28
更新日2014/12/28
その他の写真
神社入口風景
神社入口脇仏堂
ご神池
参道風景
注連掛石
鳥居
鳥居扁額
境内風景
社殿正面
手洗鉢
狛犬(阿形)
狛犬(吽形)
お潮井台
拝殿内
拝殿内
拝殿神額
社殿全景
社殿全景
社殿全景
本殿全景
本殿全景
本殿全景
本殿背景
本殿
本殿
石神(不詳)
鎧掛松保存庫
鎧掛松碑
参道風景
染井の井戸風景
染井神話解説板
染井の井戸正面
鳥居
鳥居扁額
染井の井戸
染井の井戸
染井碑
染井の井戸全景
染井の井戸全景