三社宮
祭神
熊野神社(本山 和歌山県)
熊野 本宮大社 速玉大社 那智大社 三大社を総称して熊野三山・熊野大社三社宮と称す
神徳
国土安穏・厄除・開運招福
縁起
山岳重畳と連なる和歌山県に鎮座さるる熊野三山熊野信仰はこの熊野三山を構成する本宮・速玉・那智に対する崇敬である
熊野は平安末期から全国的な信仰を集め多くの巡礼者がこの山岳霊場をめざし歩を進め遠く九州・東北にわたり信仰が拡まった
我々は自然の象徴として山を神格化してきたがこの山岳信仰は山岳修験道 神仏習合的色彩の強い熊野三山として一体的に発展してきた
又、本地垂迹思想の影響により祭神が仏教上の神と同一視され本宮は阿弥陀如来速玉は薬師如来那智は千手観音と見なされた
このように本源的な自然信仰のうえにさまざまな文化的要素がミックスされて今日にいたっている 西国三十三観音霊場の一番札所として那智山の青岸渡寺が選ばれるなど現当二世の安穏を祈念する信仰の里熊野三山は神仏習合の霊場として生き続いている
深山幽谷にあって抜群の祈願成就力の発揮を約束される熊野の神は我々現世を力強く生きていく救済の神である
広瀬 氏子中
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