[1365] 黒岩稲荷神社(くろいわいなりじんじゃ)
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黒岩稲荷神社(くろいわいなりじんじゃ) |
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2017/06/17 |
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無格社 |
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倉稲魂神 |
黒岩稲荷神社の由来
黒岩稲荷神社の祭神は倉稲魂神でこの神社創建には次の様な由緒伝説がある。
安徳天皇の寿永四年壇の浦の戦いに敗れた平家の一門に慈禅尼と云う人があった。京都を去るとき平家の武運長久を伏見稲荷に祈願しその分霊をうけて西下したが平家は一の谷、及び屋島の戦いに敗れ遂に壇の浦の戦で安徳天皇は入水し給い悲惨の大事となった。
禅尼は密かに逃れて肥前の国の山奥や更に筑後の国高良山の庚申塚等転々と追討の手を逃れ、遂にこの黒岩山に移り岩穴に隠れ霊を祀り朝夕礼拝を続けた。
これが後鳥羽天皇の御代(西暦一一九〇年)の末期のことである。その後禅尼は肥後に潜伏している一族の思慕の情に堪えきれず密かに彼の地に去って皈らず。茲に禅尼に付添って来た源三郎介と言う武士が禅尼の志を継ぎ祭祀の礼を続けたのがこの神社の始まりだと言われている。
以来今日まで郷土の人々の崇敬篤く寛延二年筑後の領主有馬頼徸の奥方が主人の昇進を祈願され霊験あって左小将の位に昇進されたので社殿を建立更に宝暦十二年有馬頼貴公は奥方の病気平癒の返礼に明和二年、参道の敷設と鳥居一基を献上された。これが南方百メートルの旧参道に今尚現存するものである。
昨今では鎮火・商売繁盛・学業成就等の神として遠近からの参詣者が多い。
この社殿は昭和二年に改築され毎年二月の初午の日に例祭が行われ露店の燈真は火除けの印として亦初午「おこし」はここ独特の手毬のような色とりとりで染めた美しさはお土産品として参詣者に喜ばれている。
以上
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小郡市 |
838-0106 |
小郡市三沢1791 |
33.425359,130.541401 |
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【社名】 稲荷神社 [A00-3277]
【所在地】 三井郡三国村大字三澤字黒岩
【祭神】 倉稲魂神
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2017/09/24 |
2017/09/24 |
旧参道風景 |
旧参道鳥居 |
旧参道鳥居扁額 |
旧参道鳥居説明板 |
神社入口風景 |
由緒書き |
社号標 |
参道鳥居 |
参道鳥居扁額 |
参道風景 |
神使狐(右側) |
神使狐(左側) |
参道鳥居 |
参道階段 |
参道鳥居 |
手水舎 |
境内前鳥居 |
社殿正面 |
神使狐(右側) |
神使狐(左側) |
神馬 |
社殿正面 |
拝殿神額 |
拝殿内 |
社殿全景 |
社殿全景 |
本殿 |
本殿 |
社殿背景 |
境内神社(不詳) |
境内神社(不詳) |
境内神社、楠彦院神社・楠千代丸神社 |
ミニ鳥居 |
境内風景 |
西参道風景 |
西参道鳥居 |
西参道鳥居扁額 |
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