[A00-0230] 十五社神社(じゅうごしゃじんじゃ)
神社誌№A00-0230
神社名 十五社神社(じゅうごしゃじんじゃ)
社格  村社
鎮座地区遠賀郡
所在地 遠賀郡中間町大字垣生字宮ノ前
メモ  
祭神天照皇大神、日本武尊、素盞嗚命、布津御魂神、武甕槌神、天津児屋根命、大山咋神、別雷神、誉田別命、底筒男神、禍津日神、事解男神、伊弉冊命、表筒男神、保食神
由緒景行天皇御宇筑紫熊襲謀反しければ、皇子小碓命をして是を討たしめらる。小碓命此地に陣し、天神地祇に祈誓し給ひ、後世此所に社殿を建立し、天照大神を祭り、諸神を合祀、十五社大神と称す。祭田あり、今に琴彈田と号す、琴彈神社とも称す。永禄二年三月二十七日再建す。昭和五年四月三十日村社に被列。
尚社説に述ぶる所次の如し、垣生村本居十五社大明神の由緒を尋ぬるに、昔日本武尊筑紫熊襲退治に下向まします時、御船岡の水門より宇那の大津を通り此処に着きけり。尊此地に御陣をとり玉ひ熊襲誅戮の事甚安からず思召、天地の神を祭りて神力を蒙り従ひなびけんと思ひ玉ひ、天照大神を祭り玉へり。此時御供に侍りける乳母を神主とし玉ひ、忌部連を家神者とし玉ひ、尊自ら琴を弾じて神を祭り玉ふ。天照大神神主に託宣ましますは熊襲の八十梟帥並に筑紫の土蜘蛛等まつろひ皇命に従ふこと風になびく草の如くいと安かるべしと宜ひければ、日本武尊神のおしへを聞召八開手を打て悦び玉ふ。是によりて此所に御社を立て天照大神を祭り諸神を相殿に合せ祭りて十五社大明神と号し奉る。此例によりて御祭に琴を弾じ神慮をすずしめ祭りけるとぞ。仍て其祭田を琴弾田とて田の名今に残れり即ち日本武尊を琴弾大明神と号し、十五社の森に祭れり。又乳母を後に相殿に祭りて姨神明神と申也。
例祭日十月十二日、十三日
神饌幣帛料供進指定昭和六年三月七日
主なる建造物神殿、幣殿、拝殿
境内坪数八百三十二坪
氏子区域及戸数垣生区 砂山区 九十戸
境内神社恵比須神社(事代主尊)、姨神社(倭姫の命)、琴引神社(日本武尊)
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