[0172] 小戸大神宮(おどだいじんぐう)
正面写真・地図
神社情報
神社№ 0172
神社名 小戸大神宮(おどだいじんぐう)
神社別名 
参拝日 2012/01/08
再訪日 2013/04/13
社格  無格社
その他社格 
ご祭神天照皇大神、手力雄命、栲幡千千姫命
由緒等
小戸大神宮

海中から引き揚げられた銅矛二本が神宝とされ、享保10年(1725年)福岡藩六代藩主黒田継高が社殿を建立しました。木製の剣や戈を奉納すると瘧(熱病)がなおると信仰されました。この地を、伊邪那岐の神が「みぞぎ祓」をして、天照大神を生んだ「小戸の橘の檍原」(『日本書記』)の地とする説もあります。境内とその周辺には、神功皇后伝説にまつわる御腰掛石(安産石)や御膳立の海岸などがあります。近くには元寇防塁の跡も残っています。

福岡市

小戸大神宮略記

御祭神
天照皇大神
手力雄命
拷幡千々姫命

祭日
一月一日 元旦祭(初詣一日~二日)
四月第一日曜 例大祭(午前十一時)

由緒
小戸大神宮は神代の昔、伊邪那岐命が御禊祓の神事を行われた尊い地であり皇祖天照皇大神を始め住吉三神、他神々が御降誕され、神功皇后の御出帥及凱旋上陸された実に由緒深い神社であります。
全国で神社で奏上されております祓詞の中に小戸の地名が入っております。

小戸大神宮略記

一、鎮坐地
福岡県早良郡姪浜町字小戸
二、御祭神
大日靈命、手力雄命、拷幡千々姫命
三、御祭日
毎年四月四日
四、御創立沿革
小戸ハ神代ノ昔伊邪那岐大神禊祓ノ神業ヲ行ヒ給ヒ皇祖天照皇大神、志賀三神住吉三神ノ御降誕アラセラレタル最モ由緒深キ霊地ナリ往年形バカリノ小祠アリシヲ享保十年(今ヨリ二百五年前)藩主黒田継高公ノ御造営ニヨリ社殿ヲ建設セラレ伊勢神宮ノ古例ノ如クニ十一年毎に新旧両殿地ニ交互ニ改築遷坐アリシガ廃藩後姪浜町民ニ於テ之ヲ行フコトトナリ最近ハ昭和四年式年ニ当リ改築シ参道及石段ノ修築ヲモナシ盛大ナル遷宮大祭ヲ行ヘリ
五、御神徳
(一)痙攣ノ病ニ霊験アリ往年ヨリ鉾槍等ヲ献ジテ参詣スル人多シ
(ニ)神功皇后ノ御休憩安産石ノ霊験ニヨリ妊婦ノ安産祈願ノタメ参詣者多シ
六、御神宝
銅矛 ニ振 雄矛長ニ尺七寸 雌矛長ニ尺六寸
此ノ宝物ハ寛永年中(今ヨリ二百二十七年前)姪浜ノ漁夫久蔵ナル者社前海中ニ出漁中網ニ掛リシモノヲ藩ニ納メシガ社殿造営ノ際藩公ヨリ其由緒ヲ録シテ献納セラレタルモノナリ当社独特の宝物トシテ記録ト共ニ存セルガ古色蒼然何レノ時代ノ物タルヲ知ラズ稀代ノ珍宝ニシテ識者ノ鑑定ニ上古ノ祭器ナラント
七、主ナル献納品
(一)宝物銅鉾ノ外籐巴御紋付吊燈籠四張享保十年藩主ヨリ奉納アリ藩主江戸表ニ御発駕毎ニ御参詣都度御初穂銀、定紋付幕、手水用度品、御敷物等御納アリ神社ヨリ御安泰ノ守札、熨斗ヲ献レリ
(ニ)花崗岩鳥居一基 神明造高サ一丈ニ尺安政四年正月福岡藩醫官菅原姓笠大生奉納
(三)井戸及手水岩 不詳年姪浜畠中町(今ノ水町)奉納
(四)鉄鳥居一基 高一丈ニ尺元文四年十一月(今ヨリ百九十一年前)博多柴藤善左衛門正登奉納文政十一年ノ暴風雨ニテ壊倒破損今ハ其ノ礎石ヲ存ス
(五)北條氏浦山ニ九州探題トシテ居城ノ頃社領山四千六百九十坪ヲ始メ多数ノ社領地寄附アリシモ今ハ境内地八百四十坪ヲ有スルノミ
八、名所旧蹟
(一)御膳立
社前百七十七間ノ海岸ニアリ配膳ノ形ヲナセル天功ノ岩盤東西十九間南北四間其数二十四膳余アリ
(ニ)御祓瀬
御膳立ニ連ナル左ノ海浜ニシテ社ノ直前ニ当リ伊邪那岐ノ大神禊祓ノ神業ヲ行ヒ給ヒシ所ニシテ有名ナル片男波ナリ御一新頃迄御家中福博地方ヨリ態々潮井取リニ来リシ人多ク今モ近郷村人小戸ノ潮井ト称セリ
(片男波ハ寄セ波ノミニシテ引波ナク伝説ニ諾尊冊尊ヲ慕ヒ黄泉国ニ入リ独リ還リマシシ古事ニ出タリト云フ)
(三)鎧掛松及安産石
境内ニ老松一株並ニ平坦ナル大石二個アリ神功皇后三韓征伐ヨリ御凱旋当時潮井ニ湿リシ鎧ヲ此ノ松ニ掛ケ又御安産ヲ祈ラセ暫シ此石ニ腰掛ケ御休息遊バサレタリト云フ
(四)防塁
社ヲ中心トシテ附近一帯悉ク元寇防塁ノ址蹟タリ
九、附記
小戸大神宮ハ無格ノ一社ニシテ資産ヲ有セザルモ旧記ニヨリ按ズルニ諾尊禊祓、天孫降臨志賀住吉諸神ノ御降誕、神功皇后ノ御出帥及凱旋御上陸等実ニ天下無二ノ霊地ナリ更ニ社前海中ヨリ神矛ノ出現シタルガ如キ実ニ奇瑞ト謂ハズシテ何ゾヤ此ノ如キ事蹟何レノ地ニカ存セン藩公ハ其由緒ノ尊厳絶大ナルヲ感応シ給ヒ崇敬ノ至誠ヲ輸サレタリ誠トニ故ナキニアラザルナリ吾人タル者豈尊崇セズシテ可ナランヤ発藩後年ヲ閲スルコト茲六十年日進月歩ノ今日世相変遷人情菲薄皇化ノ恩澤ヲ忘レ洋風ニ必酔スル者アラントス心セザルベケンヤ
加之小戸ノ風致タルヤ前面今津湾ヲ隔テテ遥カニ筑紫富士ヲ眺メ更ニ白砂青松ノ生ノ松原ヲ通ジ長垂青木山公園ト相対峙シ社ノ背部樹間ヲ縫ヒ山頂ニ至レバ懸岩百尺波浪山脚ヲ洗ヒ一見身ノ棘然タルヲ覚ユ更ニ眼ヲ前方ニ注ゲバ北崎蒙古山ヲ左側ニ玄界、残、志賀、西戸崎、名島、箱崎、福博市街、西公園、愛宕山ヲ一望ノ裡ニ収メ其島間、湾頭出入スル大小ノ船舶アリ誠ニ一幅ノ畫ニ似タリ近ク神苑拡張、桜樹移植ノ議アリ又附近ニ芋掘、苺園、魚塩設置或ハ黄塵ノ市街ヲ避ケ轉住セント企画スル者アリ往年海水浴場ノ設置セラレ又昭和五年県下十景地ノ一ニ推称セラレタリ現時全地ニハ一戸ノ住家ナク松風ノ波濤ニ応ジテ響クト夏季蝉群ノ競声冬季社前小湾内ニ鴨類群衆シ風波ヲ避ケテ特有ノ鳴声ヲ聞クノミ交通ハ自動車ヲ通ジ誠トニ絶好ノ避暑地又別荘地ニ適シ三千戸ヲ包有スル姪浜町東ニ愛宕西ニ小戸ノ両名所トシテ名実共ニ伴ヒテ喧伝セラルル期遠カラザルベシ

福岡市西区小戸二丁目六-一
小戸大神宮社務所
ご朱印 
鎮座地区福岡市西区
郵便番号819-0001
所在地福岡市西区小戸2丁目2025
地図座標33.595095,130.313905
公式HP 
福岡県神社誌
【社名】 小戸神社 [A00-1827]
【所在地】 福岡市姪浜字小戸
【祭神】 大日霊貴命、手力雄命、栲幡千々姫命
コメント 
公開日2013/05/19
更新日2013/05/19
その他の写真
参詣道石標
神社案内板
神社入口風景
由緒書き
由緒書き
井戸、手水岩
注連掛石
一の鳥居
参道階段
ニの鳥居
拝殿前階段
参道階段風景
拝殿正面
拝殿全景
本殿周辺
本殿全景
本殿正面
本殿神額
安産石
境内神社(不詳)