[0631] 石穴神社(いしあなじんじゃ)
神社№  0631
神社名  石穴神社(いしあなじんじゃ)
神社別名  
参拝日  2015/11/12
再訪日   
社格   不詳
その他社格 
ご祭神  石穴稲荷大明神
由緒等  
石穴稲荷神社~かんなびのいましところ~

御祭神
宇迦之御魂大神

御神徳
五穀豊穣
家内安全
商売繁盛
学業成就
万病平癒
芸道上達
開運招福
祈願成就

ご由緒
詳しい文献や史料等はその殆どが焼失して残っていませんが、明治年間の由緒書きや信者の方達の家々に伝わる伝承を総合すると、菅原道真公が太宰府に下られた際、道真公をお守りして一緒に京都から九州太宰府へ来られたお神様とする伝説が有力です。
しかし、幽玄な奥の院の磐座信仰の形態から、考古学的には更に古い年代よりこの地で神祀りが行われていたであろうとする学者の方々も多く、古代の息吹を感じる事の出来る貴重な神奈備の社として、近年注目されています。

九州三大稲荷
石穴稲荷神社は、古くから博多商人の間で祐徳・大根地と並ぶ九州三大稲荷として信仰を集め、特に霊験あらたかなお稲荷様として親しまれてきました。
旧暦二月の初午大祭には、地元太宰府や博多のみならず、糸島や糟屋郡からも参詣の人々が訪れ、博多からは券番の芸妓衆も初午詣に来ていたそうです。
また、維新を経て近代に入り、人々の国内移動が盛んになると信仰も広がりを見せ、遠くは東京に至るまで全国各地に信者を持つようになりました。

摂社末社
清水稲荷神社 本殿向かって左側に鎮座 病気平癒・厄除のお神様
中山稲荷神社 本殿向かって右側に鎮座 学問・道徳のお神様
石高稲荷神社 境内右側に鎮座 商業・家業繁栄のお神様
桃若稲荷神社 奥の院入口に鎮座 子どものお神様

三条実美公と石穴さま
幕末、尊皇攘夷の公卿五人が太宰府の地に身を寄せます。その筆頭で、後に明治政府の太政大臣となるのが三条実美公です。
延寿王院に滞在していた三条公は、あるとき大事な太刀を紛失されます。困った三条公は石穴稲荷にて、所願成就の祈祷を行いました。すると、たちどころに太刀が現出し、御神徳のおかげを頂いた三条公は、御礼として幣帛を奉納し、その後も五卿らと石穴を訪れます。
三条公が奉献した唐櫃は、御神徳を伝える史料として、今も大切に保管されています。

横綱 千代の山
相撲と神社の関係は大変古く、その起源は古事記にまで遡ります。古来より神事として奉納されてきた相撲は、国技として大相撲に継承されています。
昭和三十一年秋のこと、大相撲の横綱千代の山が石穴稲荷神社に参拝します。千代の山はその年の秋場所、膝を痛めて休場していました。石穴参拝は、怪我の回復と来場所の必勝を祈願するためでした。
横綱の来訪を聞きつけた人々が横綱を一目見ようと石穴に集まり、その日は大変な賑わいだったそうです。年が明けて翌年の初場所、横綱は見事に全勝優勝を果たし、「石穴稲荷神社」と染め抜いた朱色の大幟幡一対を、御礼として奉納しました。

石穴の一年

神事
1月1日 歳旦祭、新年祈願
2月後半~3月(旧暦初午に近い日曜日) 初午大祭
11月23日 秋季大祭、火焚神事

草花の見ごろ
2月 梅
3月末 桜
4月後半 しゃくなげ
5月上旬 つつじ
7月初め うばゆり
11月 紅葉

各種ご祈祷・祈願などは、予約制にて承ります。ご希望の方は、宮司家または宮司携帯にご連絡の上、ご相談ください。

〒818-0118
太宰府市石坂2丁目13番1号
石穴稲荷神社宮司
092-922-3528

交通アクセス

電車でお越しの方
西鉄太宰府駅下車 徒歩15分、タクシー2分

車でお越しの方
高速道路 太宰府ICより15分
一般道 県道35号線「梅大路」を国立博物館方面へ一つ目の信号を右折して道なりに進む
ご朱印   
鎮座地区 太宰府市
郵便番号 818-0118
所在地  太宰府市石坂2丁目13
地図座標 33.511981,130.536386
公式HP  http://ishiana.com/
福岡県神社誌未掲載
コメント  
公開日  2015/12/20
更新日  2015/12/20
神社入口風景
社号標
神社入口鳥居
神社入口鳥居扁額
参道鳥居
参道脇神狐(右側)
参道脇神狐(左側)
参道鳥居
参道風景
参道風景
境内前階段
注連掛石
境内鳥居扁額
境内風景
社殿正面
社殿前神狐(右側)
社殿前神狐(左側)
祭神標
拝殿内
社殿全景
本殿
本殿
奥宮入口鳥居
奥宮参道風景
奥宮風景
奥宮祠
境内神社(清水神社)
境内神社(中山神社)
手洗鉢
境内神社(石高稲荷神社)
境内神社(石高稲荷神社)
社務所
境内風景
境内風景
   
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